―――今のお仕事内容と会社の雰囲気など教えてください。
(インタビュワー:佐々ゼミ3年生 Iさん)
リノベる株式会社のソリューション事業部に勤務しています。マンションなどのリノベーションを計画しているお客様にセミナーを行い、お客様の要望を発見するためのカウンセリング営業を行っています。ゲリラ的に、お客様を訪ねて行っての営業ではなく、セミナーなどを通じて広くお客様に「リノベる」の仕事を知っていただき、お客様のほうから我が社を訪ねていただけるというスタイルの営業です。
社員の年齢層は若く、平均年齢は28歳です。雰囲気は和気あいあいとしていますが、やるときはしっかりとやる社風です。若い女性も活躍しています。私の部署にはお子さんのいる女性はいませんが、他部署では時短勤務で活躍されている女性もいます。
話し合いやディスカッションの機会が多いですが、厳しい上下関係はありません。会社の良いところは素敵な人、多彩な人が多いところです。そして会社のスピード感がありついて行けないときもあるほどす。会社は急成長していて、経営的にも伸びています。私が入社した時は細かい組織に分かれておらず、1人の社員が営業から施工までに関わっていましたが、現在は会社が大きくなり分業が進んでいます。一つの仕事をずっと続けたいのであれば、この会社は向いていないかもしれませんが、色々なことを経験したい、会社と一緒に成長したいという人には向いています。
―――この会社の内定に至るまでの経緯を教えてください。
空間や内装に興味があり、インテリアデザイン系の会社ばかりを狙って就職活動をしていました。正直言うと、最初は落ちまくりました。そんな時、佐々教授に「ポートフォリオ(作品集)を作らないで就職活動していては、他校の学生との差別化にならないよ」とアドバイスされ急遽作ることになりました。佐々教授はストーリーを作るのが上手なので、アドバイスを受けながらポートフォリオを作り就職活動をしたところいきなり2社から内定を頂きました。その内の一社が「リノベる」だったわけです。恥ずかしいのですが、私のポートフォリオはゼミ室に今でもあるので、いつでも閲覧できます。
「リノベる」は佐々教授の紹介でした。2社の内定を頂いたとき、先生は「私に義理立てしてリノベるを選ばなくてもいいよ」と優しい言葉をくれたので、最後まで2社のどちらかにするか迷いました。「リノベる」の社員教育がしっかりとしていて、自分が成長できると感じたので決定しました。
―――大学ではどんなことに注力されたのでしょうか
関東学院では、空間インテリアデザイン系の授業を主に履修していて、空間や内装に興味を持つようになりました。サークル活動などは特にやっていませんが、演習系の授業課題に真剣に取り組んだ大学生活でした。
―――なぜ、佐々ゼミに入ったのですか?
私は3年生から4年生になる時に、他ゼミから佐々ゼミに移籍してきました。ゼミを簡単に移籍するのは良くないと思いますが、学んで行く途中で自分に合っていないと気づくケースもあり、そのようなときは迷わず担当の先生に相談した方が良いか思います。正直に言えば私は移籍前のゼミとは肌が合わず、ゼミの雰囲気を乱して他のゼミ生に迷惑をかけていると気づいていました。今では思い切って転ゼミをして良かったと思っています。佐々教授は、学生をゼミに縛ることを好まず、「所属するゼミ以外にやりたいこと見つかれば、そちらに進めば良い」と良くおっしゃっていました。
―――最後に後輩に伝えることがあればお願いします!
社会ではプレゼンテーションやディスカッションの力がは必要です。大学時代に身につけておくことが大事だと思います。佐々ゼミは、そのような機会が大変多くあるので、有効に使いましょう。
就職活動に苦労する人もいるでしょうが、ゼミ室の私のポートフォリオをぜひ見てみてください。会社に入ってからは、ポートフォリオの作品コンセプト、考え方をとても褒められましたので、作品自体よりもその制作の意図などを参考にしてください。